· 

100milesAdventure2025・10日目

 

休養日明けて、10日目。徒歩行再開となるこの日はこの旅最長区間となるため、午前4時起床の早朝スタート。起床時間を過ぎた頃から、準備を終えたメンバーたちがひとり、またひとりと集まって来ました。キャンプ場の撤収はサポートチームに任せ、午前5時に2泊3日を過ごした「神鍋高原キャンプ場」を出発しました。

 

当初の予定では、本日の宿泊は「けび大池バンガロー村」のキャンプ場泊でしたが、雨の予報が出ていたため、2日前に同じ園内の「コテージ泊」に変更しました。その結果、9日目が最後のキャンプ泊となったため、撤収作業もこれが最後。100milesAdventure2026に綺麗な状態で引き継ぐべく、サポート班がテントやタープ、道具類を念入りに片付けました。

 

全ての片付けを終え、サポート班が隊に追いついた9時半頃には、一行は既に神鍋高原キャンプ場から14kmほど進んだ地点に到達していました。この日のコースは、トンネル(最長で約3.7km)が多く、歩道の狭い箇所もあり、決して歩きやすいコンディションではありません。また道中で、通り雨程度ですが、今回初となる雨に見舞われました。それでも13時過ぎにこの日の目的地「ローソン湯村温泉店」へ到達。最長区間を無事歩き切りました!

 

その後、宿泊地へは車で移動。昼食をとった後は、天候が怪しいこともあり、コテージ周辺で自由時間。100milesAdventure名物?「マルロク」を楽しんでいる最中に、大粒の雨が降り出しました。急いでコテージ内に戻りましたが、雨足は強まる一方。雷まで鳴り出してしまったため、その後は室内で過ごすことになりました。当初の予定通りキャンプ泊していたら、と思うと、二日前に宿泊場所を変更したことは、今回一番の好判断となりました。

 

ケンゾウ、ハルキ、ミツキが手伝ってくれた夕食をいただいた後は、特に何をするかは決まっていませんでした。そこで荻田から1つの提案が。7年前の第1ルートで日課となっていた「漢字テスト」をスタッフも含めた全員で実施。荻田の出題する50問に14名が挑みました。早々に諦める子、悪戦苦闘するスタッフ…。採点の結果、トップはハルキの98点(誤答1)でした。ちなみに、スタッフで満点は3名おり、なんとか面目は保てました。

 

今夜は1棟のコテージに全員揃っての宿泊のため、さながら大家族のようです。一つ屋根の下でドタバタ騒いでいたメンバーたちも、既に2階で眠っています。明日はいよいよ最終日前日。ゴールの日は半日行程のため、通常の徒歩行は明日が最後となります。はじめはあれだけ不安そうだったメンバーたちも、旅が終わってしまうことを実感し始め、「終わりたくない」という言葉が聞かれるようになりました。泣いても笑っても、明後日7日にはゴールを迎えます。そのためにも、明日の21kmをしっかり歩き切りたいと思います。