8月25日・第2ルートゴール!

たくさんの応援、ご支援、誠にありがとうございました

 

〜100milesAdventureとは〜

 

北極冒険家・荻田泰永が北極徒歩冒険行を経て計画した子供たちとのプロジェクト。

全国から集まった小学6年生たちと、100マイル(160km)を踏破するひと夏の冒険。

 

知らない世界を知ることで得られる感動、多様な世界の姿、小さな一歩を重ねていくこと で遠くのゴールに辿り着く喜び、

北極の世界で学んだ多くのことを、未来を担う子供たち にも経験して欲しいという想いから発案しました。

少人数、長期間で子供たちと歩き旅を行なうことで、チームが次第に家族のようになり、 目的遂行のための一体感が出来上がります。

 

「歩く」「生活する」「進む」という普遍的な行為こそがアクティビティとなるように、 旅の間には予定調和的な体験プログラムは極力排除し、

それぞれの子供たちに合った成功 体験を得て、再び自分の生きる世界に帰っていってもらいたいと考えています。

 

 

〜小学6年生限定の理由〜

 

2012年に始めた時から、6年生限定だった。

 

その理由はいくつかあるが、まずは「リピーター」を作らないことだ。

普通、イベントごとは「リピーターを作ってなんぼ」みたいな考えがあるかもしれない。一人が2回3回と参加してくれれば、それだけ主催者側は助かる。

 

でも、チャンスは1回のみにしたい。

 

それは、リピーターがいると、我々スタッフ側と参加の子供たちが顔見知りになってしまい、緊張感が薄れてしまうから。

また、初参加の子とリピーターの子が混ざると、スタートで何か差が生まれてしまう気がするのが嫌なのだ。

 

それから、違う学年の子たちを混ぜたくないというのもある。

 

例えば4〜6年生にすると、どうしても6年生が4年生の面倒を見る、という構図になりがちだ。

子供たちも、普段から「下の子の面倒は見なさい」なんてことを言われてると、どうしても意識してしまうだろう。

 

そういう、あらゆる条件を全てフラットにして、子供たちとの関係性を始めたいのだ。   (荻田泰永noteより)

 

 

〜募集は「開始日不告知での先着順」〜

 

募集の方法は毎年同じ、「募集開始日不告知での先着順」である。

 

ウェブサイトの応募フォームに必要事項を記入し、送信することで応募になるのだが、そのフォームを公開する日、つまり募集開始日をあらかじめ告知しない。

「不告知である告知」はもちろんした上で、ある日突然ウェブサイトに応募フォームがアップされ、そこからの先着順である。

 

「参加の子供たちをどうやって選ぶんですか?」という質問を受けることがあるが、私は選ばない。完全に「先着順」に任せる。

 

いくつかある理由のうちの一つは「参加熱意の強い人ほど、参加できる可能性が高くなる」この方法が最も「公平」だと思うから。

参加したいと願う人は「募集が始まっていないか?」こまめにウェブサイトやSNSをチェックする。「抽選」よりも「早い者勝ち」の方が、参加熱意に応えられる点で公平であると思う。

 

また先着順である故、男女比の操作も、私側では何もできない。

 

私が表面的に気に入りそうな子だけ集めた、ある種の「画一的な社会構造のチーム」ではなく、主催側の恣意的なものを排除して出来上がった多様性のあるチームで旅をすることで、化学反応が無限に起きてくるのだ。                      

                                          (荻田泰永noteより)