100milesAdventure裏話

 

100milesAdventureは真夏の日本各地を100マイル(160km)踏破するという、小学6年生たちとの冒険旅です。

 

10日間ほどの期間中、宿泊はキャンプ場でのテント泊が主体ですが、時には旧宿場町の民宿に泊まったり、湯布院の山奥の湯治場、京都の町家、など様々な場所に泊まってきました。

 

そして、旅の間には時々「外食」をすることがあります。

 

と言うと、驚かれることもあります。え!?キャンプイベントで外食!!??

 

100milesAdventureを始めた当初から、この旅は「アウトドア技術養成講座」でも「サバイバル体験塾」でもなく、広い社会を子供たちと体験する「旅」であると言うコンセプトがあります。

 

そして、北極冒険家荻田自身が実は元々はアウトドア万歳大好き人間、と言うわけではないのがコンセプトを形成した大きな理由です。

 

北極を旅してきた中で出会ってきた多くの人たち、食べたもの、聞いた話、それらを通して感じた広い世界の姿に感動したことで、子供たちにも自分の知っている世界から飛び出して広い世界を体験してもらいたいと言う思いがあります。

 

手段としてのアウトドアに専念すればアウトドア技術は上がるでしょう。毎日メシは飯盒炊飯以外認めん!と決めれば飯盒で米を炊く技術は上がるでしょう。しかし、そうではなく、様々な土地でその土地の食べ物を食べることも世界を知る大きな手助けとなります。

 

全国各地から集まってきたチームも、10日間を寝食共にしていると次第に家族のようになってきます。家族が旅に出れば、外食しながらそれぞれの好みを語り合う場面もあるでしょう。それが「旅」の醍醐味です。